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腕時計用の金属製ノビノビベルト

戦前、戦後の腕時計を使用する人は

現在も同じですが

皮製ベルトを使用するのが大半だったようです。

そんななかでも少数、

金属製のベルトも存在していました。

今ではバックル式の構造が一般的ですが

当時のものは多種多様の固定方法があったようです。

腕時計用の金属製ノビノビベルト_b0167617_1954412.jpg


こちらは金属製ベルトのそれぞれの駒が

全てスプリングの役目をしています。

腕時計用の金属製ノビノビベルト_b0167617_19555378.jpg


昭和初期の事務職の方が使っていた

シャツの裾を止めておくジャバラ式の金属バンドと

同じ構造です。

駒の一つ一つに細かく彫金模様が入っています。

腕時計用の金属製ノビノビベルト_b0167617_19564134.jpg


使ってみると非常に便利なのですが

作るのはとても大変な製品です。

20数年前にあったアンティークウオッチブームの頃にも

いわゆる「角金時計」にジャバラ式ノビノビベルトというのが定番で

かなりの量が流通し、消費されたのです。

そのため現在、この方式のベルトを探すのはとても難しいです。

しかも、未使用、デッドストックはほとんど無理でしょうね。

スネークバンドという方や

エスバンド(S型の金具が伸び縮みするから?)という方、

ノビノビベルト、ジャバラベルト・・・・等々

呼び名はいろいろあったようです。

あなたのお父様やおじいさまが使っていた時計にも

こんなベルトが付いていたかもしれません。


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by a-trifle | 2010-04-01 19:57 | アンティーク時計

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