トライフル・西荻窪・時計修理とアンティーク時計の店

furudokei.exblog.jp ブログトップ | ログイン

タグ:時計修理 ( 193 ) タグの人気記事

「換装」長く使い続けるもうひとつの方法

先日、こんなご依頼がありました。

明治時代の先代からずっと受け継いできた

柱時計があるのですが、現オーナーがご高齢に

なってしまったこともあり、手にゼンマイを巻く力が入らず

時計が使いたいのに使えず、大変困っているというのです。

b0167617_1857569.jpg


マニアではないので機械には全く拘っていないのですが

先代の残してくれた時計だということもあるので、

外側はそのまま利用して、中身をお年寄りにもゼンマイを巻かずに

使いやすいようにしてはもらえないだろうか?

というのです。

私達にとってはなんて事のない行為ですが、

お歳を召した方には、この「ゼンマイを巻く」ということが

非常に力のいる作業であり、困難であったり、

時には危険なことだということを随分前から教えていただいていました。

なので、当店トライフルではそのようなお客様のために

以前から機械の換装作業も承ってきています。

振り子もちゃんと動くように出来ます。(ボンボンは鳴りません)

目覚まし時計のような小型のものも、最近ではよく

ご依頼を受けています。

ゼンマイ式時計の特徴でもある、

「コチコチ音」は心地よいと思われる方がいる反面、人によっては耳障りであったり、

最近の高気密住宅などでは音の反響が激しい場合

うるさいとお感じになられる方もいらっしゃるようですが、

音はとても静かになりますのでそのような問題点も

全てクリアします。

針も当時のオリジナルを極力使用できるように加工しますので

見た目にはほとんど見分けが付かないように

することが出来ます。

換装した完成品がこちら。

b0167617_18583147.jpg


時計が普通に使えるようになった、これでまた動いている姿を楽しめる!

と、多数のお客様に大変喜ばれているサービスのひとつです。

b0167617_18585652.jpg


b0167617_18591265.jpg



但し、問題点もあります。

それは整備性です。

古い金属製機械式時計と違い、信頼性のある

一流メーカーの品物でも、10年くらいは問題なく使える場合がほとんどですが、

コストダウンと大量生産を可能にしていく結果、何かあった場合修理不能の部分が

ほとんどです。

そもそも「修理して長く使う」という概念が入っていないともいえます。

5年以上たって壊れてしまった場合(それだけ持てば現代の製品は

長寿命といえなくもありませんが)、メーカーには部品在庫も

ありませんので機械交換ということになります。

しかし、その頃の最新機械を

搭載することが出来るので良いという考え方もできます。

某一流メーカーさんのクオーツ時計も

メーカー修理では電池交換、修理の際に「ある部品」が

こっそりと交換されているなんていうことはよくある話です。


古い機械式時計であれば修理して使い続けることは可能ですが、

ゼンマイの巻くことが困難な場合、電池式に換えることでまだまだ

使い続けることが出来るのは素敵なことです。

しかし今後、修理は出来ずに交換になる・・・。

気持ちは複雑ですが、

このような長所、短所がそれぞれにあるということです。

しかし、大事なことはオーナー様の使いやすいようにして差し上げることであり、

私はとっても必要なことだと思います。

楽しく、安心してお使いいただけるようにして差し上げるのが

最善の方法だと当店では考えます。

このような機械換装サービスも当店トライフルで承っています。

ご予算に応じて費用についてや、換装可能かどうかをご相談しながら進めますので

是非ご来店の上お気軽にご相談ください。
by a-trifle | 2009-07-16 19:11 | 時計修理

1968年の雑誌の時計記事

1968年の古い雑誌を整理していたら

こんな時計の記事が見つかりました。

b0167617_17424413.jpg


インターナショナルウオッチカンパニー

ブローバ等々・・・

ブローバアキュトロンの扱いがとても大きいですね。

b0167617_174227100.jpg


当時の新しい高性能時計。

下には

ロレックスGMTマスターが紹介されています。

b0167617_17421019.jpg


今では入手困難です。

価格を見ると・・・タイムマシンが欲しくなりますね(笑)。

もちろん、この時代の時計の修理も承っています。

お気軽にトライフルまでお問い合わせください。
by a-trifle | 2009-07-13 17:54 | アンティーク時計

腕時計の竜頭

手巻き式時計は竜頭でゼンマイを巻いて使います。

当然、毎日触れる部分ですので

長期間、数十年も使い続けると竜頭は磨耗してきます。

昭和初期の日本製は

部品の材質もありますが、痛みやすいものもありました。

痛んでも、すぐに交換すればいいだけのことだと

当時の職人さんには言われてしまうことでしょう。

これは当店の手巻き式時計の交換竜頭の一部です。

b0167617_1622748.jpg


裏側が菊模様のものや、旋盤削りだしの1品物など、いろいろあります。

もし、痛んでしまっても合うものが見つかれば

当店トライフルで交換可能ですので安心です。
by a-trifle | 2009-07-11 16:25 | 時計修理

腕時計の針の包み紙1

恐らく戦前の腕時計の針の包み紙です。

b0167617_19193916.jpg


当時は部品だけを製作していた製作所(店)があったのです。

これは針だけが入っています。

それを時計店に販売して

それぞれの時計店で時計に仕上げていった訳です。

針のデザインも多種多様だったようです。

当時は分解掃除(「ミガキ」と言ってました)すると

外装や文字盤も交換してしまうこともよくあったそうで、

文字盤を交換(当時は頻繁に行われていたそうです。)するときには

針も交換したようです。

針は文字盤のデザインによって青針(黒色)、金色、白色、銀色など、

夜光入りなんていうのもありました。


包み紙の大きさは1センチ×2センチくらいです。

小さいのでしっかり管理していないと

すぐにどこかに紛れてしまいそうです。

今でも当店トライフルでも

時計修理の時には使っています。
by a-trifle | 2009-07-09 19:25 | アンティーク時計

昔の時計店の保証書

戦前から営業されていた時計店から未使用の

保証書が見つかりました。

b0167617_1953875.jpg


何ヶ月保証かも時計店によって変えられるようになっています。

こんなときは無料修理ではないという項目も

しっかり入っています。

①ゼンマイ切れ

②ガラス破損により生じた故障

③落としたり、本人の不注意により生じた故障


①は手巻き式にはよくあるんです。

お客様に渡して数日で切れたとか。

ゼンマイはいつ切れるか分かりませんので保証できないということでしょうね。

②は昔のガラスが薄い手作りガラスだったので割れやすかったということと、

その割れたガラスが粉々になって針や文字盤を痛めたりすることが

多かったためらしいです。

当時は換え文字盤が多数流通していたということでも分かります。

③は落としちゃった、とか水に漬けちゃったということでしょう。

どちらも修理は大変な作業になりますから。

昔の時計には衝撃を吸収するような構造がなかったので

余計にデリケートに扱わなくてはならないのです。

が、高級品の場合は持ち主も丁寧に扱いますが

一般に普及してくると、そうでもない扱いをされてしまうことも

多かったそうです。

当時の職人さんは大変苦労されたそうです。


当店は6ヶ月間無料保証ですのでご安心を。

(③はちょっと無理かも?)
by a-trifle | 2009-07-02 19:08 | アンティーク時計

IWCの広告「Long Life Watch」

雑誌の記事の端っこに

小さな広告が好きです。

古い雑誌を読んでいて見つけた

IWC(インターナショナルウオッチカンパニー)の広告です。

b0167617_18131899.jpg


ペットネーム「ヨットクラブ

今でも人気のある丈夫で安心して使える機種ですね。

「Long Life Watch」

というコピーですが

メンテナンスは必須ですが、

間違いなく現代もその通りになっています。

IWCのオーバーホール、修理も当店トライフルで承っています。

お気軽にお問い合わせください。
by a-trifle | 2009-07-01 18:17 | アンティーク時計

掛時計の中の防錆紙

掛時計を仕入れて、中を整備するときに

分解していると

いろいろなものが出てくることがあります。

明治時代の頃の時計からは

蜂の巣が出てくることがよくあります。

まあ、すでに主はいないので安全ですが。



時代が新しい時計からは

こんなものが出てきました。

b0167617_1854865.jpg


防錆紙」です。

機械が金属製なので湿気で錆が広がらないように

このような紙をしこんでいたのだと思われます。

当時のちょっとした発明商品?

以前にも紹介した名古屋の佐藤時計製造のものです。
by a-trifle | 2009-06-30 18:55 | 時計修理

ブローバ アキュトロンの専用工具

時計好きな方にはすぐに分かると思う工具も

知らない人が見ただけでは何に使うか分からない工具っていうのがあります。

これ、何に使うかわかりますか?

b0167617_19512117.jpg










答えは電池交換に使う工具です。

後ろにマイナスネジの大きい溝があって、

そこにぴったり合うように作られています。

コインでも代用できるのですが、コインだとどうしても

傷が付きやすいのです。

ちなみに日本のお金では厚みがありすぎて代用できません。

海外の小額コインしか使えません。

日本製の時計は当然ながら日本のお金を使えるような仕様になっています。

溝がちょっと幅広なんです。
by a-trifle | 2009-06-28 19:52 | アンティーク時計

時計のヒゲゼンマイの包み紙6

ヨット印のヒゲゼンマイの包み紙です。

b0167617_20193577.jpg


以前に同じメーカーのものを紹介しましたが

これは、1個包装のスペシャル版です。

高級仕上げだったのでしょうか?

価格もちょっと高めだったのかもしれません。
by a-trifle | 2009-06-24 20:20 | アンティーク時計

セルロイドの時計部品皿

三角形をした時計の部品皿です。

b0167617_17325257.jpg


古い物は画像のようなセルロイド製ブリキ製

最近ではプラスチック成型されたものが使用されています。

この皿は時計材料店のノベルティーだったらしく、

まわりにいろいろと文字が入っています。

どんな風に使うかというと・・・

こう持って・・・

b0167617_1733764.jpg


こうやって入れると・・・

b0167617_17331939.jpg


小さな部品が散らばってしまったり、落ちたりしません。

ちょっとした道具ですが、とても便利です。
by a-trifle | 2009-06-19 17:34 | 時計修理

時計修理・アンティーク時計・古道具


by a-trifle
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー