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ドイツ キンツレ 掛時計 1920年代

ドイツのキンツレー社の掛時計です。

ドイツ キンツレ 掛時計 1920年代_b0167617_16275564.jpg


恐らく大正時代から昭和の初めに

機械だけ輸入されて外側は

日本で作られたのではないか?と思います。

ユンハンス製は殆どが文字盤にも堂々とJマークが入っていますが

キンツレーは文字盤にはマークが無い事が多いです。

入っていても、すごく小さく・・・とか。

控えめな職人気質を感じます。

使われている木はとてもしっかりしたもので

飾りも華美ではなく、落ち着いています。

正面から見ると大きそうですが・・・

ドイツ キンツレ 掛時計 1920年代_b0167617_16281512.jpg


横から見るとお分かりの通り

正面だけが大きめに作られています。

動物でいえばライオンのオス?(たとえが悪いですね)

建物でいえば看板建築のような感じです。

機械構造も同じドイツのユンハンスとは違います。

ドイツ キンツレ 掛時計 1920年代_b0167617_16283493.jpg


これは同年代の別の機械ですが

機械の裏側にもしっかりとマークが刻印されています。

ドイツ キンツレ 掛時計 1920年代_b0167617_16304242.jpg


時計に羽根の付いたようなデザインです。

機械と本体はフレームに取り付ける構造になっているので

左右のネジを緩めて取り外すことが出来ます。

ドイツ キンツレ 掛時計 1920年代_b0167617_163153.jpg


裏側にボンボンを鳴らすハンマーがあるので

微調整がしやすいように本体に木ネジで直接取り付けではなく、

しっかりした構造の金属フレームにしたのだと思います。

金属本体にもドイツ製品独特の

焼付け塗装が施された部分もあります。

ボンボンの音が低く、それでいてうるさくない上品な音なんです。

金属の材質も影響しているんだと思いますが

ドイツ製品の素晴らしさに惚れ惚れします。

振り子の奥にも小さなプレートが。

ドイツ キンツレ 掛時計 1920年代_b0167617_16285799.jpg


こんなところにもキンツレのマークが入っています。

キンツレーの掛時計をお探しの際には西荻窪のアンティーク・トライフルへ。

古時計修理も承っています。古くない時計の修理もOKです。

お気軽にお問い合わせください。
by a-trifle | 2009-12-15 16:35 | アンティーク時計

時計修理・オーバーホール・アンティーク時計販売・古道具販売・東京都杉並区


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