トライフル・西荻窪・時計修理とアンティーク時計の店

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「換装」長く使い続けるもうひとつの方法

先日、こんなご依頼がありました。

明治時代の先代からずっと受け継いできた

柱時計があるのですが、現オーナーがご高齢に

なってしまったこともあり、手にゼンマイを巻く力が入らず

時計が使いたいのに使えず、大変困っているというのです。

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マニアではないので機械には全く拘っていないのですが

先代の残してくれた時計だということもあるので、

外側はそのまま利用して、中身をお年寄りにもゼンマイを巻かずに

使いやすいようにしてはもらえないだろうか?

というのです。

私達にとってはなんて事のない行為ですが、

お歳を召した方には、この「ゼンマイを巻く」ということが

非常に力のいる作業であり、困難であったり、

時には危険なことだということを随分前から教えていただいていました。

なので、当店トライフルではそのようなお客様のために

以前から機械の換装作業も承ってきています。

振り子もちゃんと動くように出来ます。(ボンボンは鳴りません)

目覚まし時計のような小型のものも、最近ではよく

ご依頼を受けています。

ゼンマイ式時計の特徴でもある、

「コチコチ音」は心地よいと思われる方がいる反面、人によっては耳障りであったり、

最近の高気密住宅などでは音の反響が激しい場合

うるさいとお感じになられる方もいらっしゃるようですが、

音はとても静かになりますのでそのような問題点も

全てクリアします。

針も当時のオリジナルを極力使用できるように加工しますので

見た目にはほとんど見分けが付かないように

することが出来ます。

換装した完成品がこちら。

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時計が普通に使えるようになった、これでまた動いている姿を楽しめる!

と、多数のお客様に大変喜ばれているサービスのひとつです。

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但し、問題点もあります。

それは整備性です。

古い金属製機械式時計と違い、信頼性のある

一流メーカーの品物でも、10年くらいは問題なく使える場合がほとんどですが、

コストダウンと大量生産を可能にしていく結果、何かあった場合修理不能の部分が

ほとんどです。

そもそも「修理して長く使う」という概念が入っていないともいえます。

5年以上たって壊れてしまった場合(それだけ持てば現代の製品は

長寿命といえなくもありませんが)、メーカーには部品在庫も

ありませんので機械交換ということになります。

しかし、その頃の最新機械を

搭載することが出来るので良いという考え方もできます。

某一流メーカーさんのクオーツ時計も

メーカー修理では電池交換、修理の際に「ある部品」が

こっそりと交換されているなんていうことはよくある話です。


古い機械式時計であれば修理して使い続けることは可能ですが、

ゼンマイの巻くことが困難な場合、電池式に換えることでまだまだ

使い続けることが出来るのは素敵なことです。

しかし今後、修理は出来ずに交換になる・・・。

気持ちは複雑ですが、

このような長所、短所がそれぞれにあるということです。

しかし、大事なことはオーナー様の使いやすいようにして差し上げることであり、

私はとっても必要なことだと思います。

楽しく、安心してお使いいただけるようにして差し上げるのが

最善の方法だと当店では考えます。

このような機械換装サービスも当店トライフルで承っています。

ご予算に応じて費用についてや、換装可能かどうかをご相談しながら進めますので

是非ご来店の上お気軽にご相談ください。
by a-trifle | 2009-07-16 19:11 | 時計修理

時計修理・アンティーク時計・古道具


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